猫は習性として、「砂をトイレとして利用する」ことが遺伝子に組み込まれています。
だからこそ、猫のトイレに関するしつけはとても簡単だと言えます。
なぜなら、トイレ用の砂を置いておけば、そこに行って自らトイレとして利用し始めるからです。
しかし、トイレの選び方はお掃除をするときに重要になります。
今回は、猫用トイレの選び方について詳しくご紹介します。
猫用のトイレの選び方!トレーは4通り
猫のトイレは、トレーの中に砂を敷き詰めてあげるのが一般的です。
トレーには大きく分けて4種類あるのでご紹介します。
1.箱型トレー
2.ハーフドーム型
3.ドーム型
4.砂落とし型
1.箱型トレーはとても一般的な、四角い形をしたトレーのことです。
他のトイレと比べて安く、形がシンプルなため洗うのも簡単です。
しかし、猫がトイレをするときに砂をほると、そこが低いため砂が溢れ出てしまいます。トイレ周りまで掃除をしなくてはいけないことになります。
2.ハーフドーム型は、猫型トレーの周りにフチが取り付けられているイメージです。
猫が砂を掘っても、このフチがあるので外に飛び散りません。
箱型トレーと比べると比較的高いです。
3.ドーム型は、完全にドームのようにカバーがついているトレーです。
ハーフドーム型はフチだけですが、ドーム型は天井がついて覆われているイメージです。
砂が飛び散らないのはもちろん、猫が安心して用を足せる点がメリットです。
4.砂落とし型は少し特殊で、猫砂が尿を吸収し、すのこ状のトレーを通過して下に排泄物がたまるというトイレです。システムトイレとも呼ばれています。うんちは下にはたまらないので、飼い主が自分でとってあげる必要がありますが、しっかりとした掃除は2週間に1度くらいで大丈夫です。
値段は他のトイレと比べて高いです。
猫用トイレの砂は処理のしやすいものを選べる
猫用トイレの砂には数多くの種類が存在します。
どれを選ぶと良いか迷ってしまうかもしれませんが、飼い主が処理をしやすいものを選ぶと楽なのではないでしょうか?
種類は以下があります。
- 不燃ゴミで捨てられるもの
シリカゲル、ペントナイト、ゼオライトなどで作られた砂です。自治体によって捨てられる不燃ゴミが違うので、それぞれの地域で確認する必要があります。
- 可燃ゴミで捨てられるもの
コーヒー豆の出がらしや、おから、お茶がらなどで作られたものです。
人間が出すゴミと一緒に捨てやすいので便利です。
- 再利用できるもの
木粉やゼオライトでできているので、洗うことで再利用できます。
環境に良いことと、節約面では良いですが、手間がかかります。
捨てるときには不燃ゴミとして出すことが多いです。
- 土に返せるもの
庭があって、土にかえせる場合にのみ選択肢になります。
おからや木粉、木屑などからできています。
- トイレに流せるもの
おからやパルプなどでできています。
複数回に分けてから流さないと、トイレ詰まりの原因になることがあるので注意してください。
猫の好みで砂を選ぶ飼い主もいる
どんな砂でも処理の問題がない、という人は猫に砂を選ばせてあげるのも良いです。
複数の砂を並べて選ばせてあげられれば面白いかもしれませんが、多くの家庭でトレーを複数個用意してトイレを広げて置いてあげることは難しいと思います。
その場合には、2、3日周期でトイレを交換して、猫が一番安心してトイレを利用しているか、トイレを好んでそうなのかを見てあげると良いです。
なかなかトイレに入ろうとしない場合は猫がトイレを好んでいない、また不満を抱えていることがあるので注意してください。