保護猫の里親になるためにできる方法として代表的なのが、動物愛護センターや保健所に応募をすることです。
しかし、応募をした人全てがスムーズに猫を引き取れるわけではありません。
なぜなら中には、虐待することを目的に猫を引き取ろうとする人や、一時的な飼いたいという気持ちだけで引き取って世話を放置する人などがいるからです。
だからこそ、里親候補がある一定の基準を満たしていることが必要です。 この記事では、動物愛護センターや保健所に連絡をして、里親になるまでの手順を流れに沿ってご紹介します。
保護猫の里親へ応募するときの流れ!受け入れまでのステップとは?
地域によって引き渡しを行なっている動物愛護センターが違います。
ご自身の住んでいる地域で猫の引き渡しをしている動物愛護センターを調べてみてください。
また、それぞれの動物愛護センターによって、譲り受けるまでの手続き方法も違います。
今回は、猫の里親になるまでの一般的な流れをご紹介します。
ステップは6つです。
- 動物愛護センターに講習の予約を入れる
- 指定された日程に講習を受ける
- 引き受け候補の猫と対面する
- 気に入った猫がいたら希望を出す
- ほかにも候補者がいなければ仮譲渡決定
- ついに引き渡し!
それではそれぞれのステップについて詳しく説明します。
ステップ1:動物愛護センターに講習の予約を入れる
譲渡希望者は、動物愛護センターで講習を受ける必要があります。
動物への間違った認識や、飼育に関する知識が極端に少ない人は猫を引き取ることができません。
不適切な理由で猫を引き取ろうとする人を割り出すのが目的です。
平日の講習が多いので、休みをとって受講する必要があるかもしれません。 都合の良い日に予約をしましょう。
ステップ2:指定された日程に講習を受ける
予約をしたら、日程に合わせて講習を受けに行きましょう。
この講習にて、飼育者の心得を学ぶ必要があります。 大体が1~2時間の講習で、猫の飼育をするために必要な知識を学習します。
ステップ3:引き受け候補の猫と対面する
あらかじめ性格テストや疫病検査をクリアした猫が候補として選ばれるので、その猫たちと対面します。
立候補者たちは限られた時間で、自分の生活環境や性格の適性を判断する必要があります。 また、疫病検査については糞便検査のみで血液検査まで行なっていない場合があるので、担当者にあらかじめ確認をとっておきましょう。
ステップ4:気に入った猫がいたら希望を出す
気に入った猫がいれば、譲渡希望を出します。
万が一気にいる猫がいなかった場合は、新しい猫が動物愛護センターに来るまで待つことになります。
公示期間(引き取られた猫をセンターが生かしておく期間)が3日の場合、3日に1度の頻度でセンターに問い合わせをしてみましょう。最新の情報が手に入るはずです。 公示期間は自治体によって違うので、それぞれ確認してみてください。
ステップ5:ほかにも候補者がいなければ仮譲渡決定
他に希望者がいない場合は、仮譲渡が決まります。 規模者が他にもいる場合には、くじ引きやジャンケンで決めることもありますが、動物をモノのように扱うことに批判が多いため、候補者の適性を吟味して選ばれることもあります。
ステップ6:ついに引き渡し!
多くの自治体では譲渡料金が数千円かかります。
連れ帰るときにはキャリーバッグが必要になるので、あらかじめ用意しておきましょう。
車で家までの移動期間が少ないなどの場合にも、キャリーケースが必要です。 なぜなら、その間に腕からすり抜けて猫がどこかへ逃げてしまうことがあるからです。
ステップを踏んで猫を受け入れる体制を整えよう
猫を受け入れたいからといって、半端な気持ちで臨んではいけません。 猫だけでなく、自分も不幸になってしまうのを防ぐためにも、しっかりと体制を整えてから受け入れるようにしましょう。