「猫を保護したい!」「猫を家族に迎えたい!」という気持ちは素晴らしいですが、どんな猫でも迎え入れるのが正解とは限りません。
人間にそれぞれ性格があるように、猫にも特有の個性があります。
毛並みや色などの見た目が気に入った猫を受け入れるのももちろん良いですが、里親になるなら個性も知っておきたいですね。
どんな猫が自分の性格やライフスタイルにちょうど良いのか、考えてから相性の良い猫を受け入れるようにしましょう。 この記事では、受け入れる保護猫を選ぶときのポイントについて詳しく説明します。
自分にあう保護猫の選び方!ポイントは3つ
保護猫を選ぶときには、大きく分けて3つのポイントに着目してみましょう。
1.猫の年齢
2.猫の性格
3.自分の環境
それぞれ詳しくお伝えします。
自分にあう保護猫の選び方①:猫の年齢
猫の選び方として大切なのは、猫の年齢です。年齢ごとに、行動の傾向が変わってきます。
子猫の場合、とてもエネルギッシュでいたずら好きなことが多いです。
人になつきやすく、育て方によっては人見知りや他の猫見知りになりにくいです。
成猫は、子猫と比べて落ち着いています。
いたずらをすることが減りますが、発情期になると騒がしくなりやすいです。
発情期の騒がしさは、去勢や避妊手術をすることでかなり落ち着きます。
老猫は、遊びまわったりいたずらをすることが随分と減ります。 一生に生活しやすいと言えますが、健康状態には注意が必要です。
自分にあう保護猫の選び方②:猫の性格
猫の性格によって、猫との生活パターンも変化します。
性格は大きく分けて3つに分けられます。
1つめが活発なタイプで、人懐っこく、抱っこされるのも嫌がりません。
おもちゃで遊ぶことも好きで、他の猫と一緒に遊ぼうとすることもあります。
2つめが、センシティブなタイプです。
新しい環境に慣れることが難しく、ケージの隅っこで固まってしまったりします。
人が怖いので、近寄ると逃げてしまったりします。慣れてもらうためには根気が必要です。
3つめは、マイペースなタイプです。
始めは新しい環境や、新しい里親に対して緊張している期間もありますが、時間が経つと慣れていきます。 人に必要以上に触られるのは好まない場合もありますが、おもちゃで遊ぶのが好きなことが多いです。
自分にあう保護猫の選び方③:自分の環境
自分の生活パターンによって、どんなタイプの猫を受け入れるべきかを判断することもできます。
パターンは大きく分けて3つです。子供がいるなど家族のパターン、一人暮らしや夫婦共働きで留守が多いパターン、シニア世代のパターンです。
1つ目の、子供がいるなど家族がいるパターンには活発な性格の成猫があっています。
子猫だと子供の遊び道具にされてしまうことがあり危険な場合があります。シャイな猫は、子供と暮らすことにストレスを感じてしまう場合もあります。
一人暮らしや夫婦共働きで留守が多いパターンなら、シャイな猫やマイペースな性格の猫が良いです。
放っておいてもストレスになりにくいですし、家に帰れば一緒に遊ぶこともできるでしょう。反対に、子猫は数時間ごとに餌をあげたり様子をうかがってあげる必要があるので、留守が多い人には向いていません。
シニア世代の場合は老猫や子猫もマッチしやすいです。子猫は通常よりも念入りに世話をしてあげる必要がありますが、つきっきりで相手をしてあげられることや、かわいがるほど懐いてくれる傾向にあるため、お互いにとってメリットが大きいです。 反対に落ち着きのある老猫は、世話を焼きすぎる必要がないので相性が良いです。
性格や生活環境をもとに自分にある猫を選びましょう
子猫を選びたいと思う人は多いですが、実際に自分の生活スタイルにあっているのかを考える必要があります。 性格や、生活環境、猫の年齢をよく考慮して、ぴったりな猫を選ぶようにしましょう。