「保護猫を飼い始める予定だけど、トイレをしつけるのが難しそう」というイメージがある方もいるかもしれません。
自由気ままな猫ですし、完全室内飼いをするので犬のように散歩をしに行くわけでもありません。それでは一体、猫はどのようにして、どこで排泄物を出すのでしょうか?
実は、猫のトイレのしつけは犬と比べてとても楽です。
この記事では、猫のトイレをしつける方法を詳しくご紹介します。
猫のトイレは快適な砂がある場所!
犬の場合はトイレの場所を覚えさせる必要がありますが、猫の場合は遺伝子レベルで「砂があるところに排泄する」ように覚えているので簡単です。
一度トイレの場所を把握すると、ずっとそこが自分のトイレであることを覚えているので、トイレのしつけをすることはとても簡単です。
小さい頃に砂場で遊んでいたら、土が濡れていたりウンチが出てきたりした覚えはないですか?
それは野良猫の仕業で、砂場をトイレとして使っていたんですね。
衛生的に良くないと言えますが、猫の習性なので人間側は蓋をかぶせるなどの対応をする必要があることがわかります。
猫のトイレも人間と同じような気遣いをしてあげよう
猫のトイレを置く場所のポイントは以下です。
- 人通りがない
- 食事をするところから遠い
- 風通しが良い
- 清潔である
- 心地の良い砂である
猫も人間が好むように、あまり人通りがなくて、食事をする場所から離れていることを好みます。
また、猫は綺麗好きです。猫がトイレではないところで排泄し始めたら、トイレが汚いことを示しています。できるだけ風通しが良いと、なお良いです。
汚いトイレでは、もう排泄をしないのです。
また、猫にも砂の好みがあります。好きな砂を選ばせてあげられる余裕があると、猫も喜んで使うようになります。
猫のトイレを教えるのなら先住猫がいると良い!
子猫はトイレの仕方を知らないことがあります。本来であれば母猫と一緒に住んでいれば、子猫は母猫を見て勝手に排泄方法を学ぶものです。
しかし、保護猫の場合は母猫と一緒に引き取られることは滅多にないことだと思います。
もし先住猫がいる場合、その猫を見てそこから学ぶことがとても多いです。
先住猫がいない場合はサインを見極めるのがポイント
先住猫がいない場合は、保護猫の出すサインを見極めるのがポイントです。
猫はトイレに行きたいときに、一定のサインを出します。
- 床を引っかき始める
- キョロキョロしながらウロウロしている
- 床の匂いをクンクン飼いでいる
- お尻をムズムズさせている
このような動作を見せたら、トイレを見つけさせてあげるようにしましょう。
トイレをしっかり掃除してあげましょう
猫は、すでに使った痕跡があるトイレを使いたがらない傾向があります。
可能であれば、猫が使ったたびに排泄物を綺麗に取り除いてあげると、猫がトイレ以外の場所で粗相をしてしまう確率が一気に減ります。 また、匂いもとても重要な部分です。実際に実験の結果で、猫は一度使った痕跡がある場所や匂いが残っている場所で排泄をしたがらないことがわかっています。
まとめ!猫のトイレのしつけは簡単!人間のように綺麗に準備してあげよう
このように、砂があれば猫がトイレを覚えるのは簡単であると言えます。
しかし、子猫の場合はある程度トイレについて教えてあげる必要があります。
先住猫がいる場合は、猫を見て学習してくれる可能性が高いですが、そうではない場合は誘導してあげるとスムーズに覚えてくれるでしょう。
また、猫は清潔なので、常に清潔感に気をつけてこまめに掃除をしてあげることも大切です。